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ワイドスパンとは

主にマンションで使われています

不動産業界で使われる用語の中でも、特にマンションでよく見かける言葉がワイドスパンです。
スパンとは間口のことをさしていて、本来であれば柱と柱の感覚を示しています。
ワイドスパンと呼ばれているものは、バルコニー側の間口が広い物件をいいます。
一般的な間口としては、3LDKの場合は6メートル程度が多くなっていますが、ワイドスパンと呼ばれるタイプは7~8メートル以上はあります。
通常よりも日当たりが良くて快適な住環境で過ごせるメリットがあります。

参考:ワイドスパン

ワイドスパンのメリット

住環境の良さを実感できるのがワイドスパンの大きなメリットになります。
従来のマンションは間口が6メートル前後で、縦長な間取りになっていました。
窓の面積が小さいため、何となく家の中が暗いと感じられる事も多かったでしょう。
圧迫感があり開放的な室内空間ではなかったことが大きなデメリットとして感じていた方も多いはずです。

ワイドスパンの場合は間口が7~8メートル以上あるため、一般的な間取りと比較すると横に広がった印象を受けます。
同じ平米数でも広々とした室内空間に感じられることが大きなメリットになります。
窓の面積がかなり広くなるため、室内の明るさも申し分ありません。
日当たりの良い南側がワイドスパンになっていると、自然の光が室内を温めてくれるため寒い冬でも暖房費の節約にも繋がります。

ワイドスパンのデメリット

ワイドスパンは良いことばかりという印象を受けますが、逆にデメリットになる部分もあります。
天気が悪い日には日当たりの恩恵を受けることができず、むしろ室内が寒くなってしまう場合もあります。
あらかじめ断熱性の高い窓を選択している場合は問題ありませんが、断熱性が悪くて寒いという不満を漏らす方も多いです。
実際に住んでみなければわからないかもしれませんが、窓の断熱性について確認しておくと良いでしょう。
もう一つは日当たりが良すぎるため室内に置いていた食材が傷みやすいということです。
南側は一日中日当たりが良い場所になるため、こちらにはできるだけ食べ物を放置しておかないという工夫が必要になります。

廊下にも注目

ワイドスパンと一般的な間取りを比較してみると、廊下部分が全く違うことがわかります。
一般的な間取りは廊下が細長い、ワイドスパンは廊下が短いのでそれぞれの部屋や収納スペースとして確保できるようになります。
ただし、人によっては昔ながらの廊下が長いタイプの間取りが使いやすくて良いと感じている方もいますので、どちらの間取りが使いやすいのかをよく考えてみることが大切です。
実際にワイドスパンと一般的な間取りのマンションを見学させてもらい、それぞれの違いを比較してみるとよくわかるでしょう。