土地とは

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不動産の中でも基本になります

不動産業界の中でも重要な役割を果たすのが土地です。

土地とは一般的な概念として地面だけを示すものだと考えている方が多いですが、厳密には地面だけでなくて地面の中や空中を含めて対象になります。

地面だけは他人の土地でも、その土地の下は誰のものでもないはずだから自分のものだと主張するのは間違っているのです。
あくまでもその土地の所有者は地面だけでなく地下や空中に関しても所有していることになります。

土地は大きな財産になります

広大な土地を所有している方は膨大な資産を確保しているお金持ちだと言われています。

土地により財産を確保できる理由は、土地そのものが付加価値を生む可能性が高いこと、売買により思わぬ金額で取引できることがあげられます。
さまざまな土地を持っているほどいざという時に有利に活用できます。

例えば農地として活用すると様々な農作物を育てることができます。
マイホームを建築する場合にはあらかじめ住みたいと考えていた土地を手に入れておくと土地探しをする手間が大幅に省けます。
場合によっては道路や空港など公的な設備を建設するにあたって所有している土地の売却をすることも可能になります。

土地の価値=地価

土地を所有している方が気になるのは、自分が所有している土地の価格についてです。
首都圏では様々な土地が存在していますが、狭い土地でも高額な価格が付けられている場合があります。

交通の便が良くて近くに生活しやすい施設があれば、土地の評価額がどんどんアップします。
以前は何もない土地だった場合でも、将来的にはたくさんの人が訪れるような魅力溢れる土地へと変わる可能性もあります。
土地の価値を決めるとも言える地価は毎年変動しています。

今後都市計画が行われる予定の土地や、商取引が行われる可能性が高い土地が評価の対象になっており、毎年元旦を基準日として公表されています。
自分が住んでいる場所から近い地価を確認することで、経済的な指標を読み取ることができます。

毎年の変遷を確認してみると年々地価が値下がりを続けている場所もありますが、ほとんど変化することなく安定している場所も存在しています。
値下がり傾向が続いている土地の周辺に住んでいる人にとっては、何となく不名誉な気持ちになるものです。

土地を人に貸すことも可能

所有している土地は人に貸すこともできます。
しかし注意しなければならない問題があり、中でも気をつけるべき部分は借地権です。

土地を貸し出すことで収益を得ることができるメリットができますが、土地を化した後に建てた建物に関しては借地者の所有物件となります。
人に土地を貸すことでメリットを得られる分、借地権関連の部分で土地を貸しているお金が支払われない、建物に問題があるなどトラブルが起きやすい傾向にあります。

こうしたトラブルに巻き込まれないようにするには、事前準備と知識が必要です。土地を貸す場合には安易に貸さず、しっかりと前提知識を持った上で不動産屋さんなどに相談してから決めるようにするといいでしょう。

固定資産税の課税対象になります

土地を所有していると毎年固定資産税が課税されます。

土地の所有者は個人や法人に限らず、税金を支払うことが義務になります。
課税標準額に対して一定の税率をかけると算出されるため、土地の評価額が高くなるほど高額な税金を収める必要があります。

毎年課税されるものなので忘れることはないと考えられますが、まとめて税金を支払うのがキツイという方の負担を軽減するために分割して支払うように対応している場合もあります。